やっと読めた〜!
辻村美月さんの『傲慢と善良』。
去年一番読まれた本ではないでしょうか!?
どこの本屋さんに行っても前の方に大量に売り出してありましたよね。
絶対良いと自信ありだったので、お楽しみにとっていました。
映画化もされています。
まだ観ていませんが、観たいと思っています。
辻村美月さんは心に刺さる作品が多く、好きな方多いと思います。
最近では『闇祓』を読みましたが、これも面白かったです。
今回の『傲慢と善良』は、なんでいなくなったんだろう、、、と、
先が気になってどんどん読んじゃいました。
誰もが感じたことがあるような微妙で繊細な心情が散らばっていて、
読んでいてドキッとします。
言葉にならない曖昧な感情が多々出現しそれを言葉にしてくれているので、
グサグサと刺さり穴が開きそうです。
題名の、傲慢と善良という二つの言葉が、表裏一体だと気づかされたのも発見でした。
善良と思っていることが傲慢であることもあるし、自分の傲慢さに気づかないことも多々あると思います。何回もこの言葉が出てきますが、その度に、うぅん。そうか。。。と唸りながら読みました。
傲慢を完全に無くし善良でいるのは不可能に近いと思います。
だからと言って、じゃぁ傲慢で良いやと開き直るのもちょっと、、、それこそ傲慢な気が。
でも傲慢を反省しすぎるのもなんか違う気がする。。。と、なんだか難しいです。
まずは自分の傲慢さを見つけて知るところから始めたいと思います。
それを何か思い切り変えようとするのではなく、うまく付き合って行きたいなと。
今の感想はそんな感じでした。
こんなにも細かな感情を考えさせてもらい、濃厚な読書時間となりました。
読了後は頭の中がスッキリ大満足。
辻村美月さん最高だ!
今日のいっぽ🐾
自分の善良を人に押し付けず、自分の傲慢さを理解し飼い慣らし、うまく付き合いたい