貴志祐介さんの本を初めて読みました!
貴志祐介さんは『悪の教典』がとても人気でご存じの方が多いと思います。
映画もとても怖いと噂で、怖いのが苦手な私は実は本も読んでなくて、映画も観れていません💦
でも、今回で読んでみたいなという気になりました!!怖すぎないかな、大丈夫かな笑
そして、『青の炎』とても面白かったです。
怖すぎるのが苦手な私でも、怖がることなく読めました。
なんと、1999年に書かれた本みたいで、25年も前なのに、全く色褪せていないように感じました。
古びてない。むしろ、わかりやすく今も通ずるような鮮やかなミステリーで、私は読後は哀しみと感動で溢れました。
ネタバレ注意です!
最後がとにかく・・・。
辛い。
それを選択して欲しくなかった😭
それ以外に選択肢はなかったのか・・・。
でも秀一の選ぶ気持ちもわからないでもない・・。
家族を守るために??。。。それしかないの・・・?😢
家族を守るためも大事だけど、家族は守られるより秀一がいなくなる方が悲しいよ・・😢
と、心が締め付けられました。
自分が彼の歳で彼の立場だったら何を選ぶかは分からないな。。と。いろんなことを考えました。
また、命や常識の価値観においても、いろんな感じ方があると思います。
自分の家族が危険に晒されると思った時に、その危ない相手に秀一と同じようなことをしないとも言い切れないですし、それを否定も肯定もできないです。どうしても。
ほとんどのことが、その場でなってみないと、実際どうするかはなんとも言えないと思います。
今は実際同じ目に遭っていないから、冷静でいるので、人を殺めてはいけないなど、当たり前のことを当たり前に言えるんですけどね。
どの時代に生まれて、どの国に生まれて、どういう環境に置かれて、どう育てられて、で、
自分の当たり前と思うことが今目の前にあるんですよね。
だから、もし今自分が紛争地に生まれていたら、人の命をもっと軽くみていたかもしれないし、
家族を殺されたら、その人に殺意を持つと思います。
たまたま今作られている自分の常識が人を傷つけてはいけないと感じているだけで・・・。
なにが正解なのか分からなくなります。
それに、暴力などで傷つけることと、言葉や行動で心を傷つけること、
どっちが罪が重いのかなとか考えると、より分からなくなりますね。
話がそれましたが、青の炎、とても面白かったので、ミステリー好きな方にとてもおすすめです。
貴志祐介さんの他の作品もどんどん読みたいと思いました!!
あと、ちょっと前に11年ぶりの超待望の長編ホラーを出されたみたいなのでそれも気になります!
『さかさ星』チェックです!怖すぎるホラー苦手だけど読めるかな・・笑
今日のいっぽ🐾
世の中は正解か不正解かわからないものだらけである